8月28日(日)
今月は一度も会ってない。今日もいるような気がしない。
最近バイクに乗ってなかったので、慣らしをかねてバイクでグレートホステスへ見に行った。
裏の駐車場入り口から入り、駐輪場を見てみる。今日も台数が少ないなぁ…。
少ない台数がかたまってとめてある。その中に…ありましたありました!沙夜ちゃんの自転車が!約1ヵ月ぶりです。
一回家に戻り、歩いてグレートホステスへ。戻ってる間にバイト上がってないよな?駐輪場に沙夜ちゃんの自転車があるのを確かめてから入り口に向かった。
歩いているとき、店内は見なかった。いるのは分かっているわけだから。しかし、ちょっと気になって入り口にだいぶ近づいたところで店内を見てみた。
おおっ、ワシの目の前の窓際の席でお片づけをしておられる。メチャ近いです。
ワシは沙夜ちゃんを見ていたが、沙夜ちゃんはこちらを見ることなく黙々と作業をしていた。
店に入る。沙夜ちゃんは作業中だし、だれが案内してくれるのかな?
すると、ワシが入ると同時に沙夜ちゃんがレジの前に来てくれた。
よよっ、タイミングからして、入店したワシを見つけてレジの前に来たという感じではなく、最初からワシが入ってくるということを悟っていたような感じだ。
すました顔して窓際で作業をしていた沙夜ちゃん、実はワシのことに気付いていたな?
レジの横から黙ってメニューを取り出す沙夜ちゃん。ワシは禁煙席に歩いた。沙夜ちゃんがついてくる。
今日は何も食べることができない。すでに満腹なのだ。今日は温かいお茶を飲むだけにしようと決めていた。
いつしかのように、席に着く前に「ドリンクバー、お願いします」と沙夜ちゃんに言った。
「はい」
頭をナデナデしてあげたいほどのいい返事。沙夜ちゃんオリコウサン。
にしても、どうも沙夜ちゃんの目を見ることができない。いま注文をしたときもワシの視線は沙夜ちゃんの斜め下に行っていた。テレちゃって見られない…。
何回も沙夜ちゃんと会っているが、目が合ったことはほんの何回しかない。10回もないよ。
手紙渡そうとしたのを期にまたちょっと見づらくなったってのもあるけどね。
席に座る。右前方のキッチンの出入り口から身を乗り出してワシのほうを見ているウエイトレスさんがいる。沙夜ちゃんか!?
いや、沙夜ちゃんはそのとき喫煙席のほうにいた。なんだ、違う人か。シカト。
沙夜ちゃんが喫煙席の作業場にいる。この席からドリンクバーへ行くため、その沙夜ちゃんに向かって歩く。
横目で沙夜ちゃんを見ながら歩いていたが、よっしゃ沙夜ちゃんワシを見てる。ゴールデンウィークのときと同じいい感じ。
温かいプーアル茶を飲んでいると、沙夜ちゃんがお客にお冷を配っているのが見えた。ワシはドリンクバーをすでに注いでいるから、くれるかどうか分からなかったが、くれた。
沙夜ちゃん「お冷でございまーす」。
沙夜ちゃん、ございまーすなんて堅苦しいこと言わなくていいんだよ。もうプーアル茶を飲んでいるわけだし、「お冷いんの〜?ってカンジ〜」でいいんだよ。
喫煙席の作業場に戻った沙夜ちゃん。いつもワシが座る席からだと仕切りがジャマでその作業場が見づらい。けど今日はいつもより一つ右にずれて座っているので、仕切りの端の枠にちょうど沙夜ちゃんが入っており、よく見える。働く沙夜ちゃんを見ていた。
座ってプーアル茶を飲んでいると、ドリンクバーで作業をしている亀島さんがワシのほうを見ている。美しい亀島さんにもたくさん見てほしい。
しばらく間をおいて、また亀島さんがドリンクバーからワシを見てる。今度はオメメを大きく見開いて見てる。ナンダイ?亀島シャン。
沙夜ちゃんが喫煙席の作業場にいるタイミングで、再びドリンクバーへおかわりに行く。また横目で沙夜ちゃんの視線をうかがう。
やっぱり沙夜ちゃん見てくれてる。熱湯を注ぎながら喜びを噛み殺した。
幼い子供を連れた夫婦が来店。ワシの左隣の席へ。
その奥さん、沙夜ちゃんたちウエイトレスさんと親しげに話している。うらやましい。
どのウエイトレスさんとも話し、必ず笑いを取る。なんだ?この奥さんは。
その後店長とも話す。そして店長と一緒に厨房に入っていった。どうやら厨房で働いてた(働いてる)人らしい。関係者だったのだ。ならいいや。
ドリンクバーのところで客同士、あるいは同伴者同士でなにやら騒いでいる。おばあちゃんがドリンクバーで何だかんだと言っている。
そこに店長が来てその客たちと話す。一体なんだろう。気になったのでメガネをかけてその状況を見た。
ドリンクバーはワシから見て右斜め前方の位置。そちらに顔を向けて見ていたのだが、逆方向にキッチンへ入って行く沙夜ちゃんの姿が映った。
顔をこちらに向けながらキッチンに入って行く沙夜ちゃんだったので、視線をドリンクバーから沙夜ちゃんに移した。
沙夜ちゃん、ワシをバッチリ見ている。
このキッチンの出入り口はワシから見て正面。沙夜ちゃんから見るとワシは右遠方に位置する。
沙夜ちゃんはこの出入り口を通るとき、3回に1回は右側(つまりワシのほう)を見る。しかしそれはワシを見ているのか、右側を見ているだけなのか、視力が悪いワシには確認できない。
しかしいまはメガネをかけていたのでハッキリと見えた。ワシを見ながらキッチンに入っていったのだ。
それもワシが見たのと同時に沙夜ちゃんもワシを見たのではなく、明らかにワシが見る前から沙夜ちゃんはワシを見ながら歩いていたのだ。
メガネをかけてよく見えたので、モロに目が合ったのだ。
まぁいきなりワシがメガネをかけて何かを見ているもんだから、気になったのだろう。しかしワシが何かそういう動きをすると沙夜ちゃんは必ず見る。
確実に意識している。
時刻は17:30を指している。そろそろ出るか。レジはだれにやってもらおうか。沙夜ちゃんにやってもらうのは相変わらず怖い。
レジのほうを見ると、喫煙席の作業場で作業をしている沙夜ちゃんが見えた。ほかはいない。今行くと沙夜ちゃんだ。
いいか、久しぶりだし、沙夜ちゃんにレジをやってもらおう。ワシは席を立ち、レジに向かった。
うつむきながら歩き、レジについたところで顔を上げる。残念なことに沙夜ちゃんは窓際の席で片づけを始めてしまい、レジに背を向けている。ワシに気付かない。しかもレジに付近には見知らぬ店員がいて、その人にやってもらう運びになた。仕方ないか。
見知らぬ店員が「ありがとうございました」と言ったことで沙夜ちゃんはワシに気付く。そしておもむろに喫煙席の作業場に入った。ワシはレジに伝票とカードを出す。
この喫煙席の作業場というのは、レジで客側から見ると左斜め前のごく近い位置にある。ワシがレジの客側にいて、沙夜ちゃんはすぐ左斜め前にいるのだ。
その沙夜ちゃん、ワシのことをじっと見ている。作業をしながらも見ている。
最初に言ったとおり、ワシは沙夜ちゃんと目を合わすことができないので、右斜め前を見てすまし顔をしていた。それが精一杯だった。
しかもこの喫煙席の作業場はボックスタイプで、人が一人入るのがやっとなのだ。沙夜ちゃんは亀島さんがいるにもかかわらずその作業場に入った。
二人同時にこの作業場に立つなんてことはめったにない。
それがなに、ワシがレジに来たとたんに亀島さんを押しのけるように作業場へ。そしてワシのことをじっと見る…。
会計が終わり、レジに背を向けて出口に向かって歩く。すぐには出ずにその場でゆっくり財布の整理。
そして扉を開けて店を出る。それに合わせるかのように沙夜ちゃんは窓際の席の片付けを再開。
その席は出口から近い。ワシは沙夜ちゃんが来たのが分かり、店を出てから振り返る。沙夜ちゃんも顔をこちら側に向けている。
ここに来て好感触をはるかに超えた沙夜ちゃんの反応が見れた。これにより、手紙を渡そうとした事件以来ずっと自分の中にあったマイナス思考が全て吹き飛んだ。
沙夜ちゃんはワシを意識している。手紙を受け取れなかったのは何か理由があるのだ。そして、沙夜ちゃんいつまでもバイトをやめないでほしいとワシが思っているのと同様、沙夜ちゃんもワシに対していつまでも通い続けてほしいと思っているのだ。
絶対そうだ。手紙事件の前後でもお互いの気持ちは何一つ変わっていないのだ!まだいけるはずだ!!
手紙を渡すのはイカン方法だということは学んだ。かと言ってまた話しかけようとしても出来ずにもがくだろう。
何かのきっかけで話せるようになれないものかな。1年半も通っているのにまだ話せないなんて…。
きっかけは待っていても起こらない。かと言って起こす勇気もない。
どっちにしろ、またもがいてばかりになりそうだ。変な自信過剰や期待を持つと、また何かあったときに凹みそうだから、いままでどおり気楽に沙夜ちゃんに会いに来よう。