12月19日(日)

 先週はバイトでグレホに行けなかったので、2週間ぶりになる。車で行くといいことないので歩いて行く。15:30に出発して16:00に着いた。沙夜ちゃんいるかな?
 店外から中を見てみる。沙夜ちゃんが見えた!相変わらずかわいいお顔してる。後ろに結ぶ髪がかなり長くなっている。のばしているのかな。
 入店すると、タイミングよく沙夜ちゃんがご案内。
 「お一人様ですか」
 人差し指を立ててワシにたずねる。そうだと答えるとすぐに禁煙席へと案内してくれた。
 禁煙か喫煙か聞かれないのは本当にうれしい。なんせあの沙夜ちゃん、神秘の女神沙夜ちゃんがワシのことを知っているということなのだから。
 沙夜ちゃんの後について歩こうとした。その時、なななんと病気の発作がおきそう…、歩けない!このまま歩くと100パーセント発作が起きる。だから歩けない!
 沙夜ちゃんはもう席のところで待っている。待たせてしまっている。
 発作を抑えるため、いつものように足に刺激を与える。そして少しずつ席に近寄る。でもまだ発作が起きそうなのが治まらない。
 こういうときは靴を履きなおすフリをしながら動く。沙夜ちゃんをまだ待たせている。
 そうしているうちにようやく発作が起きそうなのが治まる。待たせてしまったぶん走って席に着く。申し訳ないの意をこめて軽く会釈。
 沙夜ちゃんに変に思われなかっただろうか。まぁ発作が起きれば絶対変に思われていたところを、その事態を避けられただけでもよしとするべきなのだろう…。
 沙夜ちゃんの案内、禁煙喫煙聞かれなかった、最高の入店なのに喜べなかった。病気のせいだ。
 その後、注文取りから準備、お品運びまで全て沙夜ちゃんがやってくれた。しかし病気の一件ですっかり落ち込み、声をかける気力がなかった。言い訳だろうかこれは。
 沙夜ちゃんは喫煙席のカウンター席の前で作業していることが多い。席に対してバーテンダーみたいなポジションにいるのだ。だから座ってみたいなーと思ったこともある。しかし、今日見てみたらカウンター席が廃止されていた。カウンター席だった場所は普通の4人がけのテーブル席に変わっており、沙夜ちゃんの作業場も人一人立てるくらいの小スペースになっていた。
 その作業場、作業する人は禁煙席のほうを向いてやる形になっている。ワシはその作業場から一直線上の席に座っていたので、作業中の沙夜ちゃんのお顔がよく見えた。かわいいね。
 さて、時刻は17:30。沙夜ちゃんの案内で発作が起きそうだったから、レジなんかやってもらったらなおさら起きそうになるだろう。だから違う人にやってもらったほうがいいかも。
 レジに向かう。レジを担当しに来てくれたのは沙夜ちゃん。やばいな、発作起きたらどうしよう。
 しかし今回は大丈夫だった。無難にやり取りすることが出来た。もちろん、声をかけたりといった派手なアクションを起こすと発作が来るだろう。だからここでも何も言わず。
 沙夜ちゃんがお釣として渡してくれた千円札4枚の中に、新札が入っていた。沙夜ちゃんも新札の時代だね…。
 大きな声での「ありがとうございました」もなく、普通に店を出た。
 後味が悪い。いやぁまた声をかけられずにイライラすることは毎回のことだが、今回は病気のことでイライラした。
 まぁ重病に効く漢方もまだ昨日始めたばかり。3週間後には堂々と入店できる日が来るだろう。

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