9月26日(日)

 車でグレートホステスへ。駐車場に入り駐輪場を見てみる。沙夜ちゃんの自転車があり、緊張が高まる。別に何するわけでもないのだが。
 入店すると亀島さんがご案内。注文を取りに来たのも品を運んだのも全部亀島さん。
 沙夜ちゃんがいないときなら亀島さんにやってほしいが、沙夜ちゃんがいるだけに、これは悲しかった。
 忙しそうに働いている沙夜ちゃん。今日はカウンター席の前にいることが多い。
 このカウンター席、バーのカウンター席を思い浮かべてもらえば分かる。座ってる客の前にバーテンダーがいる。沙夜ちゃんもこのバーテンダーのように客の前でいろいろ作業をしている。カウンター席はいいなぁ。沙夜ちゃんといいポジションにつけるよ。しかしそこは喫煙席。ワシがそこに座ったら違和感バリバリだろう。
 しかも沙夜ちゃんは毎回カウンター席にいるわけではない。そこに座ってしまうとほかの所にいる沙夜ちゃんがまったく見えなくなってしまう。だからカウンター席に座るのは危険すぎるので、ワシはやめておく。
 カウンター席での作業も落ち着き、レジに立つ沙夜ちゃん。その沙夜ちゃんに対してワシは左側にいる。沙夜ちゃんは顔を左に向けてじっとしている。視線の先は明らかにワシではなかった。
 ワシはその視線の先を確かめてみた。しかしだれもいない。だれもいない席をじっと眺めていたのだ。何か考え事だろうな。何を考えていたのだろう…。
 今日も何もなく店を出た。車で来るといいことがない、そんな法則を発見しつつ今日のグレホ合戦を終えた。

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