10月3日(日)

 親父と飯会。11:00に入店。親父と来たときの滞在時間は1時間。沙夜ちゃんのバイト開始時刻は早くても12:00。会えない可能性が高い。
 しかしこの日は話が長引き、12:00になっても店を出なかった。だが沙夜ちゃんは出勤してこない。今日はもっと遅い時間からかな。店を出た。
 まさか1日に二度もグレホに行くわけにはいかない。でも沙夜ちゃんに会いたい!車でグレホへ。
 沙夜ちゃんは月初めの日曜日は出勤しないことが多い。だから駐車場に車を止めて車内から店内の様子を見てた。
 17:00になっても現れない。やはり月初めの日曜日である今日はお休みか。そのまま帰った。

10月10日(日)

 歩いてグレートホステスへ。駐輪場へ行ってみる。沙夜ちゃんの自転車がない。今日もいないのか。姿を確認するまで店には入らない。今月はなんだか金欠気味だ。無駄な出費は避けたい。
 表へまわり、店内を見てみる。いるじゃないですか〜!!すぐに店に入った。
 ご案内は大泉さん(初登場)。沙夜ちゃんはキッチンで忙しそう。
 注文を取りに来たのも大泉さん。新作のサラダを注文。フォークとナイフ、ドレッシングを持ってきたのも大泉さん。
 注文からしばらく時間がたつ。大泉さんはほかの客の対応で忙しくなった。持ってきてくれるのは沙夜ちゃんになりそう!
 その予想通り、沙夜ちゃんが新作のサラダを持ってきてくれた。サラダを置き、注文の品は以上かどうかをワシに確認。伝票を筒に入れる。
 この一連の動作のときの沙夜ちゃんはホントせわしなく動く。話しかけられる雰囲気ではない。言い訳じゃないぞ。ホント無理だって。話しかけられないよ。今日の楽しみも終わってしまった。
 ドリンクバーの前で沙夜ちゃんと大泉さんが話をしている。だいぶ髪の伸びた沙夜ちゃんは、耳は隠さないで髪を耳の後ろにかけたほうがいいと大泉さんに言われている。両手で髪を耳にかける。中泉さんに「それいいよ」と言われる。こっち向いて見せてくれ〜。
 店長と話をする沙夜ちゃん。このときはいつも笑顔。うらやましすぎる店長。
 ボーっと座っているワシ。すると沙夜ちゃんが皿をさげに来た。悪かったワシの姿勢がピンと正され、さげていいかとの問いに丁寧に返事をした。
 今日の沙夜ちゃん、ワシから離れた席の片づけをしてキッチンへ引き上げるとき、必ず顔をこちらに向ける。視線の先は確認できないが。
 トイレへ行く。グレホのトイレは1時間おきに店員が清掃状況をチェックしに入る。男便所にもウエイトレスさんが行く。何時にだれがチェックしたかが紙に書いて張ってある。
 「15:00 大場」  おいおい、塚という字が変になってるぞー。
 そろそろ出かける時間だ。16:00に席を立つ。だれもいないレジに伝票を出して待つ。大泉さんがそれに気づき、こちらに来る。と同時にキッチンの沙夜ちゃんも気づいてこちらに来る。さあ、どっちが先に着くんだ?
 沙夜ちゃんが先に着き、レジをしてくれた。おつりを受け取る。
 「ありがとうございました、またお越しくださいませ」
 すぐにワシの席を片づける沙夜ちゃん。ワシは店外から見ていた。
 そう、注文の品を持ってきてくれ、お皿もさげに来てくれ、おまけにレジまでやってくれたのに、全て話しかけることができなかった。三度のチャンスも全てフイ。ダメじゃん。ワシ全然ダメじゃん。この先も話しかけられないだろう。
 まあ、注文の品を持ってきてくれたりお皿をさげに来るときのワシに対する口調は、明らかにほかの客と違う。かなり落ち着いた口調である。こんな沙夜ちゃんを見てるとますます気分が高まるね。なので「次は必ず」という思いは全く尽きることはない。沙夜ちゃんへの挑戦は永遠に続く。

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