6月19日(土)
修理し終わったばかりの車でグレートホステスへ。駐車場に入り、店内を見ると沙夜ちゃんの姿が。いつものことだが興奮して車庫入れが一発で収まらず。
入り口に向かって歩く。ワシが入ろうとしたとき、沙夜ちゃんは店の電話に出てテレホンタイム。若木由美子さんが案内してくれた。
最近沙夜ちゃんに案内してもらってないなぁ…。
若木由美子さんまでもが禁煙席か喫煙席かを聞かなくなった。あまりうれしくない。これだけ通い続ければそりゃ覚えるだろう。
注文するものを決める。沙夜ちゃんが暇そうにしている。なのにワシは沙夜ちゃんに「すいません」の一言がいえず、呼ぶことができなかった。
若木さんが注文を取りにこちらへ歩こうとする。すると、どこかへ向かって歩こうとする沙夜ちゃんを見て足を止める。譲ろうとしたのだろうか。
しかし沙夜ちゃんはこちらに来ようとはしない。結局若木さんに取ってもらった。
相変わらず沙夜ちゃんはワシの席付近に一切立ち寄らない。キッチンの出入口もワシのいないほうばかりを使う。
避けられてる…。
この日、沙夜ちゃんのテレホンタイムが多かった。鳴っているお店の電話の受話器を取る直前、ワシのほうをチラリと見る。これが2回繰り返された。ワシがかけているのかと警戒しているのか?かけないよ…。
1時間半過ぎたので店を出る。今日も何もなかった。もう何日続いていることだろう。
最近、沙夜ちゃんのことを考える時間が少なくなった。ちょっと前は1日の80パーセントを沙夜ちゃんのことを考える時間に当てていたが、今は20パーセントにも満たないだろう。
そして、こうしてグレートホステスに行くたびに絶望して寝込んでしまう。ならばいっそのこと行くのをやめてしまったほうがいいのでは?今なら忘れられるんじゃないの?
でももったいない。せっかくの出会いだ。はっきりだめと分かるまで通い続けよう。