2月19日(日)
車でグレートホステスへ。
いつもと同じように、車で店の敷地に入るなり、止まっている自転車と自動車を全て見回した。
どうやら今日も沙夜ちゃんのはないようだ。つまり来ていない。
今日は沙夜ちゃんのいるいない関係なく店に入るつもりでいたが、いざ沙夜ちゃんがいないということが分かってしまうと、入る気がなくなってしまう。
とりあえず店内が見える位置に車を止め、しばらく見ていることにした。
介入しないおチビちゃんが自転車で出勤して来た。
この子は順調に働いているようだね。
沙夜ちゃんは…?
徒歩で来ているってことはないだろうか。店内のウエイトレスを一人一人確認した。
もう沙夜ちゃんじゃなくても沙夜ちゃんに見えてしまう。願望が錯覚となって表れてくる。
ちょっとロック系の髪型をしている子が沙夜ちゃんに見えた。いや、もしかしたら沙夜ちゃんかもしれない。
よし、とりあえず店に入ろう。朝飯も食べていないことだし。
店に入る。店長が「お一人ですか」とだけ聞いて案内。店内が見渡せる席に通してくれた。
さすが店長、分かってますね。
テンション下がる能崎先生に似た人が注文を取りに来た。
最近、この方の感じがいい。もう能崎先生に似ていない。美人だ。
オムライスとドリンクバーを注文した。
窓の外を見ていると、ティンカーベル頭のギャルが店に入ろうとしている後ろ姿が見えた。
沙夜ちゃんか!?
沙夜ちゃんだろ!!
店内に入って来て面を拝んだが、全然違った。
厨房に入っていった。店員なんだね。
ドリンクバーの前を、ミニスカちょんまげヘアーのギャルが歩いている。
沙夜ちゃんか!?
いや、全然違う。普通の客だ。
店に入る前に見た、沙夜ちゃんかと思ったウエイトレスさんも、別人であることがハッキリした。
今日はニセモノが妙に多い。
ってか、追い込まれたゆえの錯覚か。
店を出ることに。
介入しないおチビちゃんにレジをやってもらった。
…まずい。
沙夜ちゃんがいない…。
いろいろな時間帯をくまなく見に来ているのだが、いつ来ても沙夜ちゃんがいない。
以前にもよくあった沙夜ちゃんがいないという状態とは明らかに違う。
最大のピンチ…。