8月7日(日)

 今日の夕飯は外食すると決めていた。ならばいつもと同じように軽いもの頼んで沙夜ちゃんを見て、そのまま飯を食おうと決めた。
 歩いてグレートホステスへ。出発前すごく眠くて、家を出るのが少し遅くなってしまった。到着は16:40ごろだった。
 裏から駐車場に入ると、店の裏口から店長が出てきた。まだそんなに慣れているわけでもないのであいさつとかせず。
 駐輪場には沙夜ちゃんの自転車はない。いないのか、歩いて来たのか。
 入店すると、初めて見る店員さんがワシを案内しようとした。その店員は背が高くて美人。慣れない手つきを見ると新人だな。
 その店員と同時にいつものさんがキッチンから出てきた。両者少し譲り合いをして、その末いつものさんがワシを案内することになった。久しぶりです。  いつものさんは人数だけ聞くと、禁煙席を指して「お好きな席へどうぞ」と言った。みんなこれになっちゃった。
 席に着き、周りを見回した。店員のメンツがいつもとずいぶん違うように見えた。いつものさんはおなじみだが、先週もいた見知らぬ店員、最初に見た美人店員、なんだか違う時間帯に来たような印象を受けた。
 あと一人、裏方にウエイトレスさんがいる。なかなか出てこなくて見れない。沙夜ちゃんか?
 表に出てきたその人は亀島さんだった。亀島さん一人のおかげで、いつもと違うという印象は消えた。
 いつものさんが注文を取りに来た。ドリンクバーとフライドポテトを注文。あとで夕飯を追加注文することにした。
 ホームページの原案をノートに書きながらポテトを食べる。ポテトを一本ほうばりながら正面を見ると、こっちに向かって歩いてくるいつものさんと目が合った。
 しばらくしてまたポテトをほうばりながら正面を見ると、これまたこっちに向かって歩いてくるいつものさんと目が合った。
 さらにまたポテトをほうばりながら正面を見ると…以下同文。
 いつものさんにポテトをくわえているところばかり見られているみたいで、ちと恥ずかし。
 今日は夕飯もここで食べるわけだから、滞在時間はけっこう長い。だからこそ沙夜ちゃんにいてほしいのだけど、残念ながら17:00になっても現われない。今日はいない。
 追加注文するために、店長にメニューをもらった。さてなにを食べようか。
 決めかねているときに、いつものさんがバイト上がり。私服姿で店を出て行った。
 ワシはひそかにいつものさんを目で追っていた。いつものさんは全くワシのことを見ずに出て行った。
 あぁ、また一つの光を失ってしまったか…。
 注文が決まり、手を上げて亀島さんを呼ぶ。いつも軽食しか頼まずに長居するワシが追加注文するのが珍しかったのか、亀島さんは下唇で上唇を持ち上げ、目を大きく見開いて「ん?」というお顔をした。
 一つ一つのしぐさがかわいいな…。亀島さん、癖になりそう。
 飯も食べ終わり、しばらく休んだところで一つ気になった。沙夜ちゃん、もしかしたら今日早い時間にいたのでは?ワシが来る前に上がったのでは?
 それを確かめる方法は、トイレのチェック表を見ることだ。1時間おきに店員さんがトイレを清掃しに入り、名前とチェック時間を入れる。これに名前が入っていたら…ってことだ。
 トイレに行く。清掃のチェック表を見てみた。
 「9:00 チェック済み 大塚」
 なんだよ沙夜ちゃん、朝働いていたのかよ〜。
 いつもは9:00から働いてても、17:00くらいまではやってるんだけどなぁ。今日は16:30過ぎにはもういなかった。早めに上がったんだな…。
 ワシが来る時間帯を避けていたりして。そんな心配もしてしまうよ。
 少し凹んだところで席を立つ。店長のレジ。会計1730円で10パーセントの割引券を使って1557円。こんなに多額をここに払ったのは久しぶり。
 もし沙夜ちゃんが今後も早い時間で上がってしまい、ワシがいつも行く時間に全く働かなくなったとしても、ワシはそれに合わせていく時間を変えるということはしないだろう。
 いつもと同じ時間に行き、いなければそれでいいや。
 こうして少しずつ離れていくことになるのだろう。

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